マンションの売却で失敗しないために。スムーズに高値で売るコツ

人がマンションを売る理由は様々ですが、マンションの売却にはそれなりに時間がかかります。ですので、売却のポイントを押さえ、よい不動産屋選びをすることがスムーズな売却につながります。

失敗しないためにはどうすればいいか、希望の価格で早く売るためには、など初めてのマンション売却を成功させるためのポイントや注意点についてまとめました。

今のマンションを少しでも高く売りたいと思っている方は、是非参考にしてください。

マンション売却の流れを押さえておこう

マンションの売却の流れは基本的には一戸建てと同じです。

1. マンションの書類を集める
2. 査定・不動産会社選び
3. 媒介契約
4. 売却活動
5. 交渉・契約
6. 物件の引き渡し

このような流れで進んでいきます。

売却の前に考えておかなくてはいけないことは、売ってから引っ越すか、新居に引っ越してから売るかです。

これは、ローンを完済しているか、新居の価格はどのくらいにするかなど、いろいろと条件を考えなくてはいけません。

その間の費用も必要になりますから、住み替えるタイミングを見極めることがとても重要です。

どちらが良いかは、それぞれにメリット、デメリットがありますので、こちらの記事を参考にしてください。

＞＞「マンションの買い替えの手順やコツなど知っておきたい知識まとめ」

まずは売る理由を整理しておこう

マンションでも一戸建てでも同じなのですが、この物件を売る理由というものをまず整理してみてください。

マンションを売るには数ヶ月〜半年ほど時間がかかります。それなりに手間もかかることですし、楽なことではありません。

本当に売るべきなのか、賃貸として活用する方法ないのかなど、よく考えることが大切です。

考えた上で、「売ったほうがいい」という結論が出てから行動したほうが、売却活動がスムーズに進みます。

大事な書類を紛失した場合

さて、いざ売ろうとしたらマンションの権利書がない！と慌ててしまう人がいます。

結論から言いますと、マンションの権利書がなくても売却は可能です。慌てないで大丈夫です。

しかし、ないままで売ることはできないので、紛失してしまった場合はどうすればいいか、こちらの記事で詳しく解説しています。

＞＞「マンションの権利書を紛失したら売却は可能？なくした時の対処法」

マンション売却前に知っておくべきこと

マンションを早く、かつ、理想の額で売るためには、少しコツがいるのです。

マンションの売却は初めて、という方のために、知っておいてほしいポイントについてまとめました。

マンションには「売れる時期」がある

実は、マンションには売れる時期というものがあります。売れない時期に売り出してしまうと全く買い手がつかないということもあり得ます。

＞＞「マンションの売り時はいつ？高値で売れる時期を需要から見極める」

売れない時期に売り出してしまうと、いつまでたっても売れずに、結局は価格を下げる羽目になってしまうかもしれません。

高く売るために、時期を見計らってスケジュールを立てていきましょう。

マンション売却にかかる期間

マンションが売れるまでどのくらいの期間がかかるかご存知でしょうか。

一般的には3ヶ月ほどと言われていますが、場合によっては半年近くかかります。

この間は内覧の準備などで忙しくなりますので、そのつもりで準備をしてください。

＞＞「マンションの売却期間はどのくらいかかる？早く売るためのコツ」

この期間を見越して、不動産会社との媒介契約は一般的に3ヶ月となっているようです。

古いマンションでも売れるのか

一般的には築年数が浅い物件の方が売りやすいと思われていますよね。

確かに新しい物件の方がきれいで人気があります。

しかし、築年数が経っているからといって売れないというわけではありません。

最近では古いマンションを安く購入して、自分の好きなようにリフォームまたはリノベーションするという人が増えています。

だからこそ、あえて手を加えずに売った方が、古くても早く売れる可能性はあります。

他にも、古いマンションを売るためのコツについて、こちらの記事でまとめました。

＞＞「マンション築年数による価値と売却額。築30年は資産価値なし？」

マンションを高く売却するには

マンションを売るとなったら、少しでも高く、そして早く売りたいと思いますよね。

そのためのコツも知っておきましょう。

理想額で売るには

不動産屋を選ぶ前に、まずはどのくらいで売れるのか査定をしてもらいますが、査定をしてもらったらA社が一番高かったからここにしよう！と安易に決めてしまうと後悔するかもしれません。

この査定額＝売却額ではないということに注意が必要なのです。

複数の会社から査定をしてもらい、その額についてどのような根拠で査定をしたのかということを詳しく聞いてください。

大手なのか地元密着型の小さな不動産会社かは問題ではありません。

あなたのマンションを売却するのに適した不動産会社を選ぶことが重要なのであって、査定額だけが重要なのではないのです。

購入してすぐのマンションを売るのも同じです。

いくら新しくても一度人が済んでしまえば中古です。それをいかに高く売るかは、営業マンの腕にかかっているのです。

＞＞「マンションを購入してすぐ売却するときの損をしない売り方のコツ」

不人気物件でも高く売る方法

マンションの1階は売れにくいといわれていますよね。

でも大丈夫、そんなことはありません！

1階には1階の良さがあります。そこをアピールできれば理想の額で売ることができますよ。

＞＞「マンションの1階が売れないのはなぜ？理由を逆手に高く売る！」

なかなか売れない！

売りに出したものの、なかなか買い手がつかないと焦っている人もいると思います。

売れないのには理由がありますから、なぜ売れないのかその原因を特定することから。

理由がわかれば対処法もわかりますよね。

＞＞「マンションが売れない8つの理由と早く処分するための対策法」

そんな時は、こちらの記事を参考にしてください。

＞＞「マンション売却で内覧が来ないのはなぜ？5つの原因と対処法」

マンションは賃貸と売却、どちらが得か

マンションを売るのではなく、賃貸に出して収益を得られないだろうか？そんなふうに考えている方もいるでしょう。

特に、急な転勤などで家を空けなくてはいけなくなった場合、いずれ帰ってくるならその間賃貸にできないかと考えますよね。

マンションは賃貸と売却、どちらが得なのでしょうか。

賃貸、売却、それぞれのメリットとデメリット

賃貸にも売却にも、それぞれメリットとデメリットがあります。

どちらがいいかというよりは、その物件がどのような物件なのか、家庭の事情などによって適した方法が変わってきます。

手間ばかりかかって、思ったように収益にならないこともあります。

ですから焦らず、よく検討してから決めてください。

＞＞「マンションを貸したい！売るのとどちらが得か、メリットを検討」

離婚後のマンションは売ったほうが良い

離婚をした場合は、そこに住み続けるよりも売却の方がおすすめです。

マンションがあなたの持ち物（名義）で、あなたが一人で済むなら特に問題はありません。

しかし配偶者の名義のままで住み続けることは、万が一配偶者がローンを払えなくなった場合、その物件が競売にかけられるおそれもあるのです。

一緒に生活を続けていくことが難しくなって離婚という結果になっているので、これ以上関係がこじれる前にきれいさっぱり、売ってしまう方が良いでしょう。

＞＞「離婚後のマンションは売却か住み続けるか、どうすればいい？」

マンションならではの特徴を押さえて高く売ろう

マンションの売却が初めてでも、流れを把握し、高く売れるコツをきちんと押さえておけば、理想の価格で売ることは可能です！

1階でも築年数が古くても、それぞれの特徴を生かした売却方法でなるべく高く売りましょう！